理系の人材を効率良く育成させるポイントは?
学生時代に文系理系と科目が分けられた方がほとんどかと思いますが、それは社会人になってからも続く考え方となります。
理系の人間、文系の人間は、考え方がそれぞれ異なり、得意分野も当然異なりますので、分野に合わせた指導方法を取り入れることで、より効率良く仕事を教えることが出来るでしょう。
IT系などを初めとした理系のお仕事に就いている場合、座学、企画、設計、実装の順に開発研修を行うことで、効果的に人材育成を出来たとしている企業もあります。
順序立てて1つ1つ組み立てるように教えることで、理系の人間はどんどんと伸びていきますので、より効果的に仕事を覚えて貰えるでしょう。
余談ですが、文系の人間の場合は、感覚的に教えた方が覚えやすいため、最初に直接仕事を体験してもらってから、ある程度メモを取って貰い、何でこの仕事をやるのかの順序で伝えてみて下さい。
人によって異なりますが、実際に仕事をやってから覚えることが得意とする文系が多く、理系とは順序が異なる部分が特徴になります。
結論から理由の順で述べると納得されやすい
理系の人間に物事を教える際には、結論から述べて、その理由を述べ、また結論に行くというような話し方をしても、効果的でしょう。
例えば、この仕事はこうやります、こうやってこうやることで、このような効果を得られるからです、それではこの仕事をお願いします、というような順序になります。
理系を相手にする場合は特に、必ずその仕事が何のために行われているのかも合わせて教えることが大切です。
そうすることにより、自分で考えながら仕事を行い、1つ1つ作業効率をアップさせる事ができるようになるでしょう。
仕事内容だけ伝えても出来る事はもちろんできますが、仕事の覚えが悪くなる可能性が高く、せっかくの理系の良さを生かすことが出来ません。
理系と文系は違う教え方を心がけて
このように、理系に人間と文系の人間は基本的なタイプが異なりますので、出来るだけ相手に合わせて教え方を変えるように心がけましょう。
最初の面接の段階や、入社後の段階で、理系か文系か知る機会はいくらでもありますので、いくつか方法を試してみることをおすすめします。
採用人数がそこまで多くない場合は特に、一人一人にあわせた教え方をすることで、即戦力となるケースが多いと言われています。
せっかくの人材を生かすも殺すも指導者次第と言っても過言ではありませんので、指導方法を是非とも工夫するようにしてみて下さい。
稀に器用な人間は、文系理系どちらの教え方でもすんなり飲み込むような人材もいますので、そういった人材がいれば非常にラッキーと思っておきましょう。